

AI は GPT と Claude を使ってます。どちらも優秀ですね。Rank Tracker と合わせて活用してます。
AI 時代の Rank Tracker 活用講座|第1回
このページでわかること:
- AI と Rank Tracker はそれぞれ「何が得意で、何ができないか」
- 2つを組み合わせると SEO のどこが変わるか
- 役割分担を整理すると、何から手をつければいいかが見えてくる
AI だけでは解決しないことがある
わたしも最初は「AI があれば SEO ツールはいらないんじゃないか」と思っていました。
キーワードのアイデアは AI に聞けば出てくる。記事構成も相談できる。競合記事の内容もテキストで分析できる。それだけできるなら、わざわざ別のツールを使う理由はないんじゃないか、と。
実際に使い始めてから、その考えが半分正しくて半分違うとわかりました。
AI は「仮説を出す」のが得意です。でも「今この瞬間、自分のブログが検索結果の何位にいるか」は AI には答えられません。聞いてみればわかりますが、「リアルタイムの検索順位データは持っていない」と返ってきます。
Rank Tracker を使い始めたのは、この「現実の数字を見る」部分をどうにかしたかったからです。
Rank Tracker が担うのは「現実の計測」
Rank Tracker は、SEO ツールの中でも「順位追跡・競合データ取得」に特化したツールです。
具体的には、次のことができます。
- 登録したキーワードについて、自分のサイトが今何位にいるかを定期的に計測する
- 順位の変動を時系列で記録する
- 競合サイトを登録して、「相手がどのキーワードで何位にいるか」を確認する
- キーワードの検索ボリュームや競合強度を調べる
どれも「今の現実を数字で見る」ための機能です。
AI が「おそらくこのキーワードは検索されているはず」と推測するのに対して、Rank Tracker は「このキーワードの月間検索数は〇〇で、競合の強さはこのくらい」と実データを出します。
2つの役割を整理する
最初は「AI で十分」と思っていたので、この整理をするまでに少し時間がかかりました。使い比べてみてわかったのは、2つはそもそも競合していないということです。
AI がやることと Rank Tracker がやることは、対象が違います。
| AI がやること | Rank Tracker がやること |
|---|---|
| キーワードの候補を大量に出す | 実際の検索ボリュームを確認する |
| 検索意図を推測する | 自分のサイトの順位を計測・記録する |
| 記事構成の草案をつくる | 競合サイトの実際の順位データを取得する |
| 競合記事をテキストで分析する | 順位変動の履歴を管理する |
AI は「おそらくこうだろう」という推測を出す。Rank Tracker は「実際にこうなっている」という数字を出す。
どちらか一方だけでは、仮説の検証ができません。
組み合わせると何が変わるか
たとえば「新しい記事のキーワードを選ぶ」という作業では、こんな流れになります。
まず AI にキーワードの候補を出してもらいます。関連するテーマを伝えれば、短時間で候補が大量に出てきます。ただ、その中からどれを狙えばいいかは AI には判断できません。検索ボリュームが実際にどのくらいあるか、競合サイトが強すぎないかを、数字で確認する必要があります。
ここで Rank Tracker を使います。AI が出した候補を Rank Tracker に入れると、実際の検索データと照らし合わせて絞り込めます。「これは狙える」「これは強すぎる」という判断を、推測ではなく数字に基づいてできるようになります。
具体的な操作や指標の見方は次の記事以降で説明しますが、「AI で出して、ツールで絞る」という流れが基本の考え方です。
もう一つ、「順位が変動したときに次の一手を考える」という場面でも同じことが言えます。Rank Tracker で「このキーワードの順位が先週から落ちた」というデータを確認してから AI に相談すると、「変動の原因として考えられること」を複数の仮説で出してくれます。
データがない状態で AI に聞いても、一般論しか返ってきません。現実の数字を持ってから相談すると、壁打ちの質が変わります。
「AI があるから SEO ツールはいらない」は本当か
この考え方は、半分正しくて半分違います。
AI の登場で、記事のアイデア出しや構成設計のスピードは確かに上がりました。その意味では、AI がカバーする部分は増えています。
ただ「自分のサイトが今どのキーワードで何位にいるか」「先月より順位が上がったか下がったか」「競合はどのキーワードで自分より上にいるか」——これらは AI には計測できません。
SEO の改善は、現実のデータを見るところから始まります。仮説だけで動いても、検証できなければ次の判断ができない。Rank Tracker はその「現実の計測」を担うツールです。
AI でブログ運営を効率化している人ほど、この計測部分をツールに任せる意義が大きくなります。
まとめ
- AI は「仮説を出す・アイデアをつくる」ツール
- Rank Tracker は「現実を計測する・データを記録する」ツール
- 2つは競合ではなく、役割が異なる
- 組み合わせることで「アイデア → 検証 → 改善」のサイクルが回りやすくなる
次の記事では、AI でキーワード候補を出してから Rank Tracker で絞り込む具体的な手順を解説します。KEI の見方と「数値だけを信じてはいけない理由」も含めて説明します。
まだ Rank Tracker を持っていない方へ
GRC との比較や、わたしが実際に乗り換えた理由は別記事にまとめています。
👉 [SEOツール、正直に比較します。GRCやめて Rank Tracker に乗り換えた本当の理由]
まず無料版から試したい方は、インストール手順をこちらで解説しています。